飲食店プロデューサーの想い

2. お米プロデューサー・小薗江秀勝

貫くべき信念。なすべきことはお客様に「安全で美味しいお米」をお届けすること

[ダイジェストビデオ]
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背中で語る父の仕事

小薗江秀勝

18歳で家業を継いたので、この仕事はもう12年以上になります。中学生の頃から店の手伝いをしており、配達など一般家庭によく付き添ったりしていました。そういうこともあってか、この仕事を継ぐのに抵抗はありませんでしたね。両親には特に継げとは言われていません。今思えば、背中で語っていたのかもしれませんね。色々な場所につれていってもらいましたし、影響は受けていたんだと思います。お客様との触れ合いは楽しいです。そういった仕事の喜びは、幼い頃から感じていました。

 

信用を受け継いでいることが何より嬉しい

小薗江秀勝

現在は、お米の精米に販売、玄米の買い付けが主な仕事です。原発の影響による風評被害で、何かと神経質な世の中になっていますが、私たちの仕事は変わりません。安全で、美味しいお米をお客様にご紹介すること。いいお米を選ぶ基準は、その土地の環境と、農家さんの人柄です。商売の姿勢、誠実なお米作りをしているか、どうか。私たちの想いや理念を共有できる人なのかも重要なことです。美味しいお米があると噂を聞けば、どこへでも行きます。東北にはほとんど行きましたし、これからは関西の方にもエリアを広げていきたいですね。

美味しいお米をお届けし、喜んでいただけた時はやっぱり嬉しいです。私が仕事をする以前からお取引させていただいているお客様と、今も変わらぬお付き合いをさせていただいていることも個人的にはとても喜ばしいことです。信用を受け継ぐことができている証拠なんだと思います。

お米は面白い世界!

小薗江秀勝

これからも、お客様と末永いおつきあいをさせていただきたいと思っています。拡大一辺倒ではなく、あくまでも地道に、堅実にやっていきたいです。「このお店は、こういったお米を使った方がいい」というような提案もしていきたいですね。ご予算との兼ね合いもあるのでなかなか難しいですが、とにかく美味しいお米を使っていただきたいですから。そのために、常に勉強を欠かすことなく、ちゃんと自分の目と口で確かめたものをお届けしていこうと思っています。

おススメは、常陸太田産のこしひかりです。茨城県のなかでは別格で美味しいと思いますよ。お米は面白い世界です。これからも、いいお米を提供するために、ぜひ若い農業従事者にも増えていってほしいと思っています。