飲食店プロデューサーの想い

1. お酒プロデューサー・小薗江政勝

人生に深みと彩りを与えてくれるお酒。お客様にとって最適な商品をご提案。

[ダイジェストビデオ]
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外の世界で見聞を広め、家業へ

小薗江政勝

私は、幼いころから父の働いている姿を間近に見ながら育ちました。当時からバリバリ働くその様子に、子供ながらに感心していましたね。大学卒業後は外の世界に出て視野を広げるために、流通関係の仕事に就きました。そこでは、社会人としての一般常識から組織のあり方まで、幅広く学ぶことができました。5年ほど働き、戻ってきたときには世間の景気も悪くなっていたので、大変だなというのが率直な感想でしたね。

 

多種多様なお酒の文化に触れることが重要

小薗江政勝

現在、私はお酒全般を担当しています。当初は商品知識があまりなかったので、仕事をしながら必死に覚えていきました。新しい商品がどんどん出てきますし、引き出しを増やすためにも、今も勉強は欠かせません。

また、蔵元にも積極的に行くようにしています。取引の話もそうですが、現地の方と直接会って会話をすると「この人のお酒を売りたい」という気持ちも湧いてくるんです。お酒には蔵元の人柄が反映されますし、私自身もモチベーションが上がります。仕事を通して「人生に深みが出てきているな」というのが実感としてありますね。

お客様に「ここにしかない商品だから」や「小園江さんに頼めば大丈夫」などと言っていただけたときは、とても嬉しいです。お客様のご要望に応えることが私たちの使命であり、他店とも差別化を図っていかなければならないと日頃から思っていますから。日本酒など国産のものを積極的に販売していきたいと考えていますが、お酒を取り扱う立場としては、日本酒や焼酎などの括りなく、様々なお酒の文化に触れることが重要だと思っています。あまり知名度が高くない商品でも良いお酒はたくさんありますし、そういうものを紹介してあげるのも私たちの役目でしょう。

奥が深い日本酒。一押しはPB商品の『万華』

小薗江政勝

私たちの理念は、日本酒の素晴らしい伝統文化を継承していくことです。私はその役割を担う立場であり、そのために勉強を継続していくのはもちろん、蓄えた知識を広く皆様に伝えていくことが大切だと考えています。

現在、私がおススメしている商品は『万華』です。美味しくて飲みやすく、何より安いんですよ。社長と地元の蔵主さんが古くからの付き合いで、私たちのためだけに作ってくれているプライベート・ブランドなんです。国ごとの文化があるように、日本酒はそれぞれ原料も微妙に違い、その土地の特色が強く反映されます。奥が深く、楽しみ方もたくさんあるので、若い方にもぜひ日本酒を飲んでいただきたいですね。